1. 動画
洗面台の3Dモデルを作成する様子を動画にまとめました!
↓↓ 記事中では省略している一部始終(失敗している部分なども含めて)を載せています ↓↓
2. 準備
まず定規を持って自宅の洗面台に向かいます(うぉぉぉー)。
寸法を測定して、下の画像のように各部の寸法をメモしていきます(絵心ない)。

3. モデリング
パソコンを開きます。モデリングソフトはなんでもいいですがとりあえず Fusion 360 を起動(研究とかで毎日のように使うのでもはや脊髄反射で起動)します。
3.1. 洗面台概形の作成
おおまかな形状から作っていきます。まずは蛇口とかが付いていて、コップとか歯ブラシとか洗面用具がおけそうな? 広いスペースの部分を作っていきます。


3.2. 曲面壁の作成
水が流れる壁面を作成します。複雑な曲面になっているので、楕円形の等高線を作ってロフトで押し出し → シェル化 することで形状を作っていきます。




3.3. パイプ穴の作成
水が流れ出ていく形状にしたいので、底のほうにパイプ穴をあけます。方法としては底のほうに円を描いて、押し出しコマンドで切り取ります。




3.4. 丸みをつける
元の形状だと角がある感じ(触れたら痛そう笑)なので、実際の洗面台みたいな感じで丸みを帯びた形状にしていきます。ベース部分と曲面部分で部品が分かれていたので、結合する処理も行いました。




3.5. パイプの作成
私もこれをやるまであまり注目しなかったのですが、洗面台の下にあるパイプって色んな形状していますよね(面白い)。
S字形状になっているものが多いのですが、自宅のやつはなんか奥行きのある円弧形状になっていました(珍しいかも??)

パイプのモデリングはパイプ断面が通るパスを作成し、そのパスに沿ってスイープコマンドで押し出すことで作りました。
自宅のパイプ形状が少し変わっていたので、四苦八苦しながら3Dスケッチ機能で直線とスプラインを使いながらパスを作っていきました(一度円弧で作ろうとして失敗してパスを作り直しました笑)。



3.6. 物理マテリアルの設定
今のままでは、全体が鋼でできているような感じになっているので、洗面台のところには磁器の材料を割り当てます。
パイプの部分には60Sn40Pbを割り当てました(あまり考えず割り当てたけど、調べてみるとこれってはんだの材料? 文献[1])


4. 完成した洗面台モデル
こちらが完成した洗面台の3Dモデルになります! 顔洗えそうー


