~ 目次 ~
1. 今回やったこと
今まではバッテリーを2つ(走行用とマイコン用)積んでいたので重たくて困ってました。
そこで今回はバッテリーを1つにして軽量化したいと思います!

☝ 自作RCレシーバ、進化の過程
2. 回路図
下の画像は、走行用バッテリーのみから全ての電源を供給する回路です。この回路は第7回(詳しくはこちら)の回路を改良しただけでなく、車速測定(詳しくはこちら)もできるようになってます。
回路図中の三端子レギュレータは、ESCの内臓BECから出てくる6[V]電源を5[V]に降圧するために使ってます。前まではこの5[V]電源をモバイルバッテリーから供給していたので、余分にバッテリーが必要でした。(今回のようにすれば走行用バッテリーだけでいい)
☝ サーボモータ&ESC制御用回路(走行用バッテリーのみから給電)
3. 実際に回路を改良
回路図を参考に実際の回路を改良します!
今回は回路に三端子レギュレータを追加して、モバイルバッテリーからの給電を不要にします。
3.1. 使用した三端子レギュレータについて
下の画像のような電子部品で、3本の足がついています。秋月でJRC製のNJU7223F50を買いました。これなら18[V]までの入力電圧を5[V]に降圧できます。(データシート1より)

☝ 用意したもの

☝ 三端子レギュレータの各ピンの説明(画像はデータシートより抜粋して追記)
3.2. 作業手順
部品のレイアウトを決めてから、3つの端子を回路図に対応するよう半田付けしていきます。

☝ 手順1-ペンチで端子を曲げる(ESP32の下に部品が収まるように)

☝ 手順2-部品をレイアウトする(ここに配置したら不便にならないだろうか...←こういうことを考えながらレイアウトする)

☝ 手順3-三端子レギュレータを基板に半田付けする(とりあえず基板に部品を固定)
![手順4-Vout端子をESP32の5[V]に接続(ここからESP32マイコンに電源が供給される)](Happy_RC_receiver_making-step4.jpg)
☝ 手順4-Vout端子をESP32の5[V]に接続(ここからESP32マイコンに電源が供給される)

☝ 手順5-GNDを配線(エナメル線がなるべく交差しないように、マイコンのGNDを使った)
![手順6-Vin端子をESCの+に接続(ESC内臓BECの6[V]が三端子レギュレータのVinに入って降圧される)](Happy_RC_receiver_making-step6.jpg)
☝ 手順6-Vin端子をESCの+に接続(ESC内臓BECの6[V]が三端子レギュレータのVinに入って降圧される)

☝ 手順7-表面の様子(右の線でつながった電子部品はフォトリフレクタ)
4. 車体に取り付け
作った回路を車体に装着します!
車体も軽くなって見た目もスッキリしたので、中々いい感じです(‘ω’)

☝ 車体に組み込んだ様子(ESP32マイコン無し)

☝ 車体に組み込んだ様子(ESP32マイコン装着、ESC&サーボモータ結線済み)

☝ ボディを装着した様子(斜め前から)

☝ ボディを装着した様子(斜め後ろから)
5. 関連記事
6. 参考文献
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秋月電子通商「NJU7223シリーズ PDFデータシート」、( https://akizukidenshi.com/download/ds/njr/NJU7223_j.pdf ) ↩︎